40歳からの起業で

孫正義を超えることは可能か?

40歳からの起業で孫正義を超えることは可能か?

 

そう質問されたら、私は迷わず「可能」と答える。

 

 

理由は次の3つだ。
もちろん他にもあるが、主な理由として次の3点を伝えれば十分だろう。

 

 

1.  これから「健康に生きられる寿命」が急速に伸びる!

2.   起業家が事業形成に要する期間が年々短くなっている!

3.  早咲きよりも遅咲きのほうが応援されやすい時代になっている!

1~3まで、それぞれ説明していこう。

1.  これから「健康に生きられる寿命」が急速に伸びる!

これはほぼ確実視されていることだが、これから先、人間の寿命は急速に伸びていく。

簡単に言えば「今まで以上に長生きできる」ということ。

現代のおじいちゃんやおばあちゃんを見ていて自分も80歳くらいで死ぬイメージをしているかもしれないが、絶対にそんなことはない。

皆さんご存知の通り、昔々の人達の寿命は80歳よりずっと若い。江戸時代の寿命は30歳から40歳くらいだと言われているし、さらに遡れば、鎌倉時代は24歳くらい、縄文時代は15歳くらいが人間の寿命だったと言われている。

このように、歴史を眺めると寿命は確実に伸びているわけで、それはこれから先も変わらないだろう。よほどの天変地異が起こらない限り、基本的には人間の寿命は伸びていくはずだ。

ポイントは寿命の伸びが加速する点。

インターネット普及後、世界中の情報が無数のつながりを見せ、そのつながりによる情報価値は爆発的に高まっている。それによって人間が長生きするための“何か”が生まれ、その何かが生まれる数が急速に増えているため、寿命の伸びは加速するのだ。

これから先、寿命は急速に伸びていく。

個人的には、近い将来に「200歳くらいまで生きる時代」が来ても全くおかしくないと思っている。

詳しいことはリンダ・グラットンの「LIFE SHIFT」などを読めばわかるので、暇な人はそういう本を読めばいい。(※)

 

※ただし、そういった本を読んでも起業家としての成功にダイレクトにつながるわけではない。起業家としてスピーディーに成功したいなら、余計な知識を蓄えるための勉強に時間を割かず、自分自身の行動に必要な情報だけをシンプルに取り入れてさっさと動いたほうがいいだろう。(そのために、この記事では必要最低限のことだけ書く)

 

意識していただきたいのは、ただ長生きできるようになるわけではない点だ。

 

 

いくら長生きできても、よぼよぼのお年寄りとして長生きしたり、病気でほぼ寝たきりで長生きしたりするならば、「40歳からの起業」におけるアドバンテージにはならない。

これからやってくる未来は「健康に長生きできる時代」である。

 

医療技術の進歩や若返り技術の進歩によって、若く健康に長生きできる時代がやってくるのだ。

 

 

そのため、40歳からの起業も、昔と違って全く遅くない。むしろ、ちょうどいい年齢。知識も経験も豊富に蓄えていて起業家としてスタートするにはもってこいの年齢である。

あなたが200歳まで健康に長生きするとしたら、今、あなたは人生の何分の1を生きているだろう?

あなたが40歳なら、まだ人生の5分の1に到達したに過ぎない。
5分の1は、寿命80歳の時代における16歳の時点。
今40歳のあなたは16歳みたいなものなのだ。

◇◇◇

問題は、あなたがこの話を読んでどう考えたかである。

成功する起業家の素質がある人は、「そうか、健康に長生きできる可能性が高いのか!よし、自分も起業家としてスタートしよう!」とシンプルに考えるものだ。

一方、起業家としての素質がない人は、なんだかんだと理由をつけて「できない言い訳」を考える。

なかには、寿命が伸びない理由を必死で調べて、「寿命は伸びないはずだ!だから40歳からの起業で孫正義を超えることは無理だ!」と自分自身を説得する人もいるだろう。(それがいかにナンセンスなことか、こうして客観的に眺めてみればよくわかるはずだ)

今これを読んでいるあなたが40歳からの起業で孫正義を超えることは十分に可能。
50歳や60歳でも十分に可能である。

ただし、それはあなたが健康をキープできた場合の話だ。
体を壊して、これから数年以内にあなたが死んでしまったら、これから先の全体的な寿命の急速な伸びを恩恵として受け取ることはできない。

その意味でも、自分自身の健康をキープすることを最優先課題としていただきたい。

また、当たり前のことだが、「起業家として成功できる可能性があること」と「実際に起業家として成功できること」の間には大きな隔たりがある。実際に起業家として成功するためには、起業家として生きるための知識や知恵が必要だし、何よりも精神と身体を「起業家向け」に変えていくトレーニングをしなければならない。

そのトレーニングをしていないなら、実際に起業家として成功することは無理だと思うので、下手に夢を見ないように気をつけていただきたい。

2.  起業家が事業形成に要する期間が年々短くなっている!

私は現在進行形で起業家として生きているのでよくわかるのだが、すでに今、「起業家にとって有利な環境」になっていて、その有利さが年々増している。

 

例えば、2003年頃にはホームページ1つ作るのも大変だった。やっとホームページを作っても、そこからどうやって集客していくか一苦労。普通の人はそこで挫折していた。

 

 

しかし、それから10年たった2013年頃には簡単にホームページを作れるようになったし、サラリーマンの所得で払えるような低料金でホームページを作ってくれる業者も増えてきた。ブログと組み合わせれば集客もやりやすく、ある程度バイタリティーがあって努力できればビジネスを組み立てやすくなってきた。

 

 

さらにそれから5年たった2018年では、激安とも言える低料金でホームページを作ってくれる個人がいくらでもいる。そこに組み合わせる集客手段も限りなくあり、主にSNSを利用すれば誰でも集客できると言ってもいいほどだ。

 

 

このホームページの例はあくまでも一例であって、この他にも無数の変化が起きているため、「起業家にとって有利な環境」が年々強化されている。そこには「起業家にとっての莫大なチャンス」があり、そのチャンスを掴むために「体が1つじゃ足りない」と有能な起業家が嬉しい悲鳴をあげているほどなのだ。

 

 

ここまで読んでよくわかったと思うが、起業家がある1つの事業を形成するまでに要する期間は年々短くなってきている。昔だったら何年もかかるようなことが現在では何ヶ月かでできるようになっている。

 

 

あくまでも「起業家としての能力が高ければ」の話だが、昔と違い、お手軽に、簡単に、スピーディーに大事業が形成できるのだ。

 

 

私たちが生きている今は、孫正義が若かった頃とは全く違う。現代は40歳からのスタートでも数年以内に十分に成功できるほどの素晴らしい環境が整っているのだ。

 

 

これから先、起業家としての能力を身につけている人と身につけていない人の経済格差が広がり、凄まじい二極化に至るだろう。経済的に成功することが全てではないが、そこに大きな楽しみがあることは事実である。

 

 

今これを読んでいるあなたが起業家として生きたことが全くないなら、起業家の先輩として起業をお勧めしたい。

 

起業家として生きる躍動感は本当に素晴らしいものだ。

 

 

 

 

 

3.  早咲きよりも遅咲きのほうが応援されやすい時代になっている!

孫正義が若かった頃は、今ほど情報があふれていなかった。そのため、自分と他人を比較する数が少なく、現代ほど劣等感を抱かずに済んだはずだ。

しかし、現代は違う。SNSを始めとするさまざまなツールにより山ほどの情報が次々と飛び込んできて、自分と他人を比較してしまう数が増えている。そのため、“総落ちこぼれ時代”と言ってもいいほどで、誰もが昔以上に強い劣等感を抱えながら生きている。

ヤフコメや掲示板で上から目線で誹謗中傷する人が多いのもそのためだろう。どこかで自分の優秀さを誇示して落ちこぼれ感を脱したいと思っているし、勝ち組に見えるような人たちの足を引っ張って邪魔したい心理があるため、その感情がああいった匿名の場で爆発してしまうのだ。

そのような時代において、若くして成功する人間はわかりやすく妬まれる。もちろん応援してくれる人もいるが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に叩いてくる人が出てくる。

それでは、逆に、遅咲きの成功者がいたらどうか?

ただ遅咲きというだけではなく、様々な艱難辛苦を乗り越えた苦労人の成功者がいたら、世間はどう反応するか?

その反応は好意的である。

有吉弘行やマツコデラックスを見ればよくわかるだろう。彼らは芸人やタレントの世界では遅咲きであり、若くして成功した芸人やタレントとは比較にならない苦労を乗り越えている。だから“総落ちこぼれ時代”では応援されやすい。

起業の世界でも同じことが起きる。若くして成功した起業家は何かと足を引っ張られ、場合によってはやっかみで命まで奪われかねないが、40歳を超えてからスタートして成功した起業家は好意的に受け入れられ、安定的に成功をキープできるだけでなく、さらなる成功へと向かう上での追い風となる世間の応援を受け取ることができるだろう。

つまり、実は、40歳を超えてからのスタートのほうが起業家としてスムーズに成功しやすいのだ。

以上、1~3を読むだけでも、40歳からの起業で孫正義を超えることは十分に可能だとお分かりだろう。

この記事の読者の中から孫正義を超える起業家が出てきてくれたら、筆者としてこの上ない喜びである。

AddProfit代表 澤村

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