Mysterious Entrepreneur Group
仮想通貨と法定通貨の違い|インフルエンサーに釣られる情報弱者
仮想通貨は、法定通貨と何が違うのか?
その理解が浅い人は、インフルエンサーの“仮想通貨は儲かるぞ発言”に翻弄されているだろう。
基本的なことを明確に理解することなく儲け話に釣られるのは、情報弱者である。
仮想通貨と法定通貨の違い。それを明確に理解することで「インフルエンサーが仮想通貨を熱く語る理由」まで見えてくるはずだ。彼らにとって「仮想通貨が本当に儲かるかどうか」はどうでも良く、仮想通貨のキーワードを利用することで自身の知名度を上げ、その知名度向上をお金に変えることが重要なのだ。あざとい手法とも言えるが、それも1つの起業家能力とも言える。
仮想通貨に関する情報発信は、今(2021年現在)がやりやすい。現時点で仮想通貨は“狭義”での存在。しかもバブルあり。“暗号資産”がバラエティーに富んだものになると「これ一択でOK」と言えなくなるし、バブルがなくなると情報弱者の食いつきが悪くなる。そこまでわかっていて“今”を選んで仮想通貨に関する情報発信をしているのが一部のインフルエンサーなのだ。
そうしたインフルエンサーではなく、一流起業家や一流投資家はどう考えているか?私のまわりでは「仮想通貨と法定通貨の“いいとこ取り”をしたものが誕生した時が本当の始まり」とささやかれている。この話を盲信する必要はないが、現実的な話ではある。
以下、3名の優秀なメンバーが「仮想通貨と法定通貨の違い」について考察してくれた。全員起業家で仮想通貨とは全く無関係の事業を行っているため、客観的な視点でバイアスが除かれた記述である。参考にしていただきたい。
◆考察(1)
法定通貨と仮想通貨の違い
①実体がない
②発行者管理者が存在しない
③発行の上限があるかないか
④価値の保証がない
⑤利用可能範囲は世界中に広がっていく
①法定通貨にはお札や硬貨があるが、仮想通貨にはお札も硬貨もない。
お札や硬貨などの形はなく、仮想通貨のデータをやりとりする、といったイメージ。
②法定通貨は特定の国家が発行しているが、
仮想通貨には国家権力に該当するような発行者や管理者は存在せず、強制通用力はない。
③法定通貨には発行の上限が決まっておらず、
お金をたくさん流通させたいときにはたくさん発行し景気を引き締めたいときには発行量を減らす。
例えばビットコインは、発行量の上限が決まっている。
ビットコインの量は国の金融政策に左右されることがなく、
量が増えすぎて価値が下がるといった心配はなし。
上限が存在するからこそ価値を持っている。
④価値の保証は存在しない。元々価値が0だった仮想通貨に
10兆円以上の期待が集まっている、というのが現状。
多くの人々が価値があると考えているから価値があるという
きわめてふわっとしたコンセンサスの上になりたつ通貨。
⑤用途については、決済や送金にも使え投資もできるので、
法定通貨も仮想通貨も大きな違いはないが、
今のところ仮想通貨はどんなお店でも使えるというわけにはいかず法定通貨との大きな違いといえる。
利用可能範囲は全世界に広がっている。
法定通貨の一番のデメリットは
『法定通貨の信用力は、発行している国家や政府の信頼力によって変わること』
『合法的に個人の財産を国家に没収することもできる』
『貨幣の価値をあえて操作するような強引な施策に左右される』
という部分だと感じます。
そこを仮想通貨でカバーできるようになれば
大きなビジネスチャンスになると思いました。
ただ価格が日々大きく変動する仮想通貨で財産を持つ、ということに不安を感じるので
価格変動がある程度安定していて、発行枚数がそこまで多くないものを
新たに『財産用仮想通貨』として発行すれば面白いとイメージしました。
価格最低限保障というものが設定できるのであれば、
多くに人に選ばれそうな気がします。
これから先の時代を考えると
ネットワークの全てがデータを消去しない限り仮想通貨は消滅しないことも
『財産』として持つことに大きな魅力があると思います。
【参考にしたサイト】
・仮想通貨とは?今までの通貨との違いは?比較をしながら解説
https://floc.jp/log/basic/1278/
・ビットコインと法定通貨 どこがどう違うのか?
https://gentosha-go.com/articles/-/7066
・ビットコインと法定通貨の違いは?5つの特徴を比較し、現状と将来性を解説します!
https://coinotaku.com/posts/23189
以上になります。
お読みいただき
ありがとうございます。
執筆者:たまりひとし
https://naturalholiday.jp/simplelife/
◆考察(2)
仮想通貨と法定通貨の違いは?
■仮想通貨…国家などによる価値の保証を持たず、利用者の信用に基づいて価値が決まる。
■法定通貨…特定の国家や中央銀行によって発行、管理されている通貨。国家またはそれに準ずる機関が定めることによって、通貨の価値が保証される。
≪仮想通貨と法定通貨の違い≫
・法定通貨が実体として存在するのに対し、仮想通貨は電子データ。
・法定通貨の価値が発行している国家や政府の信頼力によって変わるのに対し、仮想通貨の価値は需給のバランスなどで変動する。
・法定通貨の発行主体や管理者が国家や中央銀行なのに対し、仮想通貨には発行主体や管理者が存在しない。
・仮想通貨は原則24時間365日取引ができる。
仮想通貨と法定通貨の違いから見えてくるビジネスチャンスは、
①仮想通貨での取引をメインとしたインターネット上のショッピングモールの開設
②仮想通貨での取引仲介ビジネス
③仮想通貨による決済導入アドバイス
などが考えられます。
現時点で仮想通貨で支払いができる店舗はまだまだ少ないと感じますが、今後は世界中で仮想通貨での取引が増えると予想されます。
いち早く仮想通貨での決済を可能にしたり、仮想通貨の導入のアドバイスをすることがビジネスチャンスになるのではないか、と感じました。
今後も仮想通貨の動向に注目していきます。
お読みいただきありがとうございました。
執筆者:きい
https://twitter.com/kii_kokoro
◆考察(3)
【仮想通貨】
・ブロックチェーン技術を元に生まれた通貨
・中央集権型ではない通貨である
【法定通貨】
・中央銀行が発行している
・物理的な実態が存在している
参考サイト:http://bit.ly/2LpPzae
以前、メンバーの方がブロックチェーンに関する記事をまとめてくださった内容を改めてリサーチしてみました。
すると次の記事を見つけました。
そこには、こう書かれていました。
『通貨に価値が生まれ、流通するために必要なものとは何だろうか?』
『一つは信用だ。円や米ドルは、日本やアメリカという国が保証している通貨であり、それぞれの国の信用のもと、流通している。』
『二つ目は、その通貨が日常生活の中で特定の用途に対して「使える」かどうかだ』
参考サイト: http://bit.ly/3rXbciZ
一つ目の”信用”について。
仮想通貨はブロックチェーンによって、
法定通貨は、国家によって、
信用が支えられていると考えます。
2つ目の『使える』かが、今後のカギとなるのではないかと考えます。
昨年10月にPayPal 社が一部仮想通貨の取り扱いを開始しました。
参考サイト: http://bit.ly/3opqHOO
今後も仮想通貨が電子マネーのように使えるお店が増えていくと、さらに通貨として機能し始めるのかもしれません。
以上です。
お読みいただきありがとうございます。